SNSアカウントの成長には、競合アカウントとの比較・分析を通じて改善点を効率的に見つけることが重要です。本記事では、SocialDogのベンチマークを活用した競合分析の方法を解説します。
「ベンチマーク」では、連携している自分のアカウントと、ベンチマークしたアカウントの以下数値を比較することができます。
- フォロワー数
- フォロワーの増加ペース
- フォロー数
- フォローの増加ペース
- 投稿数
- 投稿頻度
1.ベンチマークで他アカウントを追加する方法
- メニューから「分析」をクリックし、「ベンチマーク」をクリックします。
- 画面最上部の検索窓「 X(Twitter)のユーザー名で検索」に対象のユーザー名(@で始まる名前)を入力します。
- 画面右上の「ベンチマークアカウントに追加」ボタンを選択します。
ベンチマークでは、他のアカウントのデータを確認し、競合調査や数値比較を実施できます。右上の項目から、分析したい”対象期間”と”分析する範囲(日、週、月)”を選択できます。
2. 分析できる項目
各アカウントの指標を一覧で確認できるため、競合アカウントの運用成果がひと目で把握できます。
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投稿頻度はどれくらいか
競合アカウントがどれくらいの頻度で投稿を行っているのかを確認できます。これにより、自社アカウントの投稿回数が適切かどうかを判断できます。
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フォロワー数がどれくらい増加しているか
指定期間内でのフォロワー数の増減を把握し、競合アカウントの成長スピードやエンゲージメントの傾向を分析できます。
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フォロー数がどれくらい増加しているか
競合アカウントがどのようなペースで他のアカウントをフォローしているかを確認できます。
画像赤枠のアカウントでは、1日8.2回の投稿頻度を維持し、フォロー数を増やすことでフォロワー数を増加させていることがわかります。
また、成長しているアカウントの投稿数や頻度を分析することで、自社アカウントの投稿数やフォロワー数の適切なKPI設定に活用できます。
グラフで確認
ベンチマーク機能では、各項目をグラフで視覚的に確認できるため、社内報告やクライアントへのレポート作成に役立ちます。
また、データはCSVファイルでダウンロードできるため、独自の分析やほかのデータとの統合も簡単にできます。
さらに詳しく分析する
ベンチマーク画面からX(Twiter)プロフィールへ直接アクセスし、分析していただくことも可能です。以下で、X(Twitter)上で確認すべき項目について解説します。
- 効果的なコンテンツの把握
競合アカウントの投稿内容を確認することで、どのような投稿がインプレッションやエンゲージメントを集めているのかが分かります。これにより、自社の投稿戦略を改善し、より多くのユーザーに響くコンテンツを作成できます。
- 時間帯の最適化
投稿頻度に加え、投稿時間を確認することで、どのタイミングで投稿すればより多くの人に届くかを把握できます。
- トレンドの把握
競合アカウントがどのようなトピックに注目しているかを確認することで、業界内の最新トレンドを把握できます。特に、X(Twitter)はリアルタイム性が高いため、競合アカウントの動向を参考にして自社のコンテンツを素早く適応させることができます。
- ユーザーの反応・課題の分析
競合アカウントの投稿への返信やリポスト(リツイート)を確認することで、フォロワーがどのような悩みや興味を持っているのかを知ることができます。これにより、自社のコンテンツやサービスの改善に活かすことができます。
3. 競合アカウントの選定
- 同業界または関連性の高いアカウント
業種・業態・商品やサービスが近いアカウントを選ぶと、より比較の精度が高まります。 - 目標とするアカウント
フォロワー数やエンゲージメント率が高く、自身の理想とする成果を挙げているアカウントはKPI設計の参考となります。 - 規模の異なる複数のアカウント
自分と同規模のアカウントだけでなく、より大きいアカウントや小さいアカウントもベンチマーク先に含めると、さまざまな視点で分析できます。
まとめ
SocialDogのベンチマーク機能を使えば、他のアカウントと簡単に運用実績を比較することができます。競合アカウントや成功事例を参考にしながら、自社アカウントを客観的に分析することが可能です。
また、データはCSV形式でダウンロードできるため、他のデータと照合しやすく、簡単に分析することができます。グラフを活用することで、社内報告やクライアント向けレポートの作成を効率的に行えます。
SNSマーケティングの成功には、データを継続的に分析し、素早く施策に反映することが不可欠です。SocialDogのベンチマーク機能を活用して、自社のX(Twitter)運用をより効果的なものにしていきましょう。